皆さんは山岳スキー(SKIMO)をご存じでしょうか。
普段スキーをされている方からしてもあまり聞きなれない種目だと思います。
名前から想像するとなんだかバックカントリースキーに似ているのかなと私は考えてしまいました。
実はこの山岳スキー(SKIMO)は次のオリンピック種目に決定していることから今後注目される競技の1つになります。
今回はそんな山岳スキーについてスキーインストラクターをしている私からわかりやすく紹介していきたいと思います。
気になる方は是非ご覧ください!
・山岳スキー、SKIMO(スキーモ)って何?
・山岳スキーの魅力を知りたい!
・次のオリンピックの新種目って何があるの?
<推定閲覧時間3分>
1.山岳スキー(SKIMO)とは
山岳スキーは別名SKIMO(スキーモ)とも呼ばれています。
これはスキーマウンテニアリングを略した呼び名です。
山岳スキーとは簡潔にまとめると山岳スキーとは山岳(登山)とスキーを融合させた種目になります。
急斜面をスキーをかついで登ったり、板にシールと呼ばれる滑り止めを装着して登り、滑走してその着順を競います。
この山岳スキー(SKIMO)はゲレンデで行われるものから、オフピステと呼ばれる山岳エリアで行われる試合もありそのロケーションは様々です。
普段のスキーではリフトで登るのでそこに競技性がないのですが、山岳スキーは登るところも競技の一つになっているのでスキー競技の中では一風変わった種目になります。
2.山岳スキー(SKIMO)の種目とルール
山岳スキーには大きく分けて2つの種目があります。
ここからはその種目について紹介していきたいと思います。
①スプリント
スプリントとはその言葉の通り短い距離で行う短距離種目になります。
スキー場のゲレンデ横にネットなどで規制しコースを作り、登りスキーで滑走する競技です。
コース内は板をはいたまま登るゾーンや、板をかついでブーツで歩くゾーン、またスキー板をはいて滑走するゾーンなどに分かれています。
競技自体は3分から5分ほどなのでとても短いですが、滑走のほかにも斜面を登らなくてはいけないのでとても体力が必要になります。
②インディビジュアル
もう1つの種目であるインディビジュアルとはオフピステ(山岳エリア)で行われる長距離種目になります。
こちらはゲレンデ外での滑走や歩行などがみられる種目になっており、普段のスキー場では味わうことがないダイナミックなレース展開が見どころになります。
また、短距離で行うスプリントに加えてより体力が必要になる種目です。
3.今後注目される山岳スキー
ここまで紹介してきた山岳スキーですが、最近注目されているある理由があります。
タイトルからももうすでにご存じの方が多いと思いますが、山岳スキーは2026年のラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪から正式種目に採用されることが決まっているからです。
オリンピックでは男女スプリント、インディビジュアルと男女混合の5種目が行われる予定です。
自分も山岳スキーには興味があるので2026年のオリンピックがとても楽しみです!
今現在山岳スキーの国内競技人数は200人ほどといわれておりとても少ない選手数ですが、今後オリンピック種目になることからも人気が出てくるのではないでしょうか。
詳しい内容については「SKIMO JAOPAN」の公式サイトからチェックしてみてください。
↓
https://skimojapan.wixsite.com/skimojapan
4.最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は山岳スキーについて簡単に紹介しました。
まだ大会も多く開かれていないらしく、聞きなれない競技だと思いますが今後注目されてくるのは間違いないでしょう。
皆さんも機会がありましたら挑戦してみてください!
自分も近いうちに挑戦してみようと思います。笑
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