皆さんは普段スキーをされていて
「なかなかうまくならないな」
「昨シーズンから何も変わっていないな」
と思ったことはありませんか?
スキーというスポーツは明確に「うまさ」の基準があるスポーツではありません。
他のスポーツ、例えば卓球やテニスなどであれば相手よりも点数をとれるようになれば自分はうまくなっているのだと実感することができます。
また陸上競技ではタイムなどの記録を見ることで確実に自分の実力が数値化されます。
一方で、スキーにはそういったうまさを実感する方法が大会や検定といった特別なイベントに限られるため、自分の技術の進捗がどうなっているのかがわかりずらいスポーツです。
今回はそんなスキーの上達しやすくなる練習方法について紹介していきたいと思います。
(私自身も最近とても苦労しているのでこのサイトは本気で作りました笑 少しでも皆さんの参考になれれば幸いです。)
スキー上達のコツを知りたい!
いつまでたっても上達した気にならない…
スキースクールのレッスンだけじゃうまくならないの?
<推定閲覧時間8分>
1.スキーは上達するのが難しいスポーツ!?
このページの最初でも言った通り、スキーはとにかく上達するのが難しいスポーツです。
理由は様々ありますが、ここでは本題に入る前にいくつか理由について紹介したいと思います。
数値化されない
一つ目は先ほども紹介したように上達度が数値化されないスポーツであることが考えられます。
水泳やマラソン、陸上競技はタイムなどの記録が数値化されているため、自分の実力を随時確認することができます。
またテニスや卓球、その他ボールを使う競技に関しても、他人と対戦することで自分の実力がルールに従って数値化されます。
しかしスキーにはこのような仕組みが一切ありません。
もちろん他人に見てもらって自分の滑りに点数をつけてもらうことはできますが、そこに明確な基準などはないのでどうしても主観的なデータになってしまいます。
フィギュアスケートや新体操など「うまさ」を競う競技はどうしても自分の実力を随時知ることは難しいので、うまくなったという実感もわきずらいです。
評価基準があいまい
2つ目に「うまさ」の評価基準がほかのスポーツに比べて曖昧なことが理由としてあげられます。
皆さんは全日本スキー技術選手権大会をご存じですか?
この大会はスキーのうまさを競う大会です。
youtubeなどで動画がありますので知らない方は是非ご覧になってください。
これをスキーをしていない人に見せると必ずといっていいほど言われることが
「何がうまいかわからない」
ということです。笑
スキーをしている身からすると少し悲しいですがこれが現実です…
これは先ほど紹介した数値化ができないスポーツであることにも関係してきますがスキーは「これができたら完璧」と一目でわかる指標がありません。
目の肥えた人が訓練を積んでやっと点数を付けられるスポーツですので、スキーをしている人はもちろんのこと、スキーをしていない人にとっても明確にこの人がうまいと実感することは難しいのです。
理論よりも感覚
もう1つ私がスキーをしていて特に思うことが、理論では理解できていても実践が難しいということです。
例えばコーチやインストラクターに
「もっと内側に傾いて滑ってきていいよ」
と言われたとします。
皆さんはこれをすぐに実践できますか?
私はこれがとても難しいと思います。
スキーはバーンコンディションなどによって毎回と言っていいほど違うバーンを滑らなくてはいけません。
またスキーはスピードがでるスポーツなので遠心力などの外力が加わると自分が思っている以上に、滑走中の滑りを変えることは難しくなります。
この内側の傾きに関しても、単に傾けるだけでは内倒してしまいますし、そもそも重力と遠心力がかかった状態で体を動かさないといけないので自分が思っている以上に実践できていないことが多いです。
2.人によっていうことが様々
スキーは「感覚」がとても大事なスポーツです。
また、その「感覚」は人によってとらえ方は様々です。
例えば
「滑っていてターンマキシマムでの体制はどうしていますか?」
自分は最近このような質問をインストラクターの方や身の周りの選手しているのですが
「内側に身体を入れる」
「腰のあたりが窮屈になるくらい足をたたんで滑る」
「上半身はリラックス」
するなど様々な人が、いろいろなことをおっしゃいます。
これは誰かが間違っているということではなく、皆さん各々のとらえ方が違うということです。
ですのでスキーを誰かから教わる時は自分なりの解釈に落とし込み、自分にフィットしないことは場合によっては捨ててしまうことが必要になってきます。
いろんな人にいろんなことを言われると人間だれしもパニックになってしまいます。
最近のネット社会でもよく言われる情報の取捨選択がスキーでも必要になってくるのです。
スキーは感覚が大切!人によって感覚は違うのでいろんな人に聞いて、情報の取捨選択をしよう!
3.どうするのがベストなのか
では実際にどのような練習方法がスキーをするうえで必要になってくるのでしょうか。
ここからは実際に私の周りのスキー選手も実践している方法を2つ紹介したいと思います。
動画をとって自分の滑りを確認する
基礎スキーの選手はほとんどの選手がやっていることが自分の滑りを動画で確認することです。
これは1人でスキーをしているとなかなかできることではないのですが、2人以上でスキーをするときは必ずしています。
スキーは自分が思っている滑りと現実とのギャップが激しいスポーツです。
滑りを他人に見てもらうのもいいですが、滑りの中で自分が意識したことがどのように滑りに現れているかは自分で確認するのがいちばんです。
また動画をとってさえしてしまえば自分がスキー場にいない時でもYoutubeなどでうまい人の滑りと見比べることもできますのでお勧めです。
使用するビデオカメラはSONYやパナソニックなどのカメラがおすすめです。
中にはWi-Fiで撮影した動画をスマホに転送できるものもありますので、気になった方はそのようなモデルを調べてみてください。
滑る本数を増やす
スキーをするうえで一番大事なのがスキーを滑る本数を増やすことです。
スポーツでは当たり前のように思いますが、これにもしっかりとスキーならではの理由があります。
何度も説明しているようにスキーは様々なバーンを様々な環境下で滑走するスポーツです。
同じバーンの日は二度とないくらいです。
ですので様々なバーンと環境を滑ることはスキー上達には欠かせません。
これはスキーの検定を目指すにも、基礎スキーの大会に出るのにもすべてにおいて通用することです。
これに合わせてスキーは季節性のスポーツなので冬の限られた時間でしかできません。
限られた時間の中でどれだけ滑走時間をとれるかが上達のカギを握っています。
人間だれしもモチベーションがなくなったり、スランプに陥ったりすることがありますよね。
自分も上達しない自分が嫌になってスキーに行きたくなくなることも多々ありますが、そんな時こそ上達には滑走時間が大事だという基本に戻って、とりあえず板をはいてゲレンデに出るようにしています笑
皆さんも無理しない範囲でスキーの滑走時間を上げて、一緒に上達していきましょう!
4.最後に
いかがでしたでしょうか。
スキーって本当に難しいですよね。
私自身もスキーが難しすぎて、毎日上達しない自分にへこたれてしまってます笑
皆さんも是非ここで紹介した内容を実践していただき、スキー技術向上に役立てていってください!
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