皆さんはどのようなストックを使用していますか。
普通のまっすぐなストックのほかにも、伸縮が可能なストックやリングが大きいストック、アルペンスキー用に作らた最初から曲がっているストックなどその種類はたくさんあります。
今回はその中でも伸縮可能なストックについて紹介していきたいと思います。
・スキーストックについて知りたい!
・ストックを購入したいけど何を購入すればいいかわからない。
・長さを変えれるストックの魅力を知りたい!
<推定閲覧時間6分>
1.ストックの長さを変える伸縮性ストック!
伸縮性ストックについて紹介するにあたって皆さんは伸縮性ストックがほかの一般的なストックと何が違うかご存じでしょうか。
本来ストックは長さを変えることができませんが、長さを変えることができるストックがあり、そのことを「伸縮性ストック」「伸縮式ストック」といいます。
最近ではこの伸縮性ストックが多く出回るようになり、数年前に比べて多くのスキーヤーが使用しています。
私自身も2年前から伸縮性のストックを使用しているのですがとても使いやすく、気に入っているので次に購入するストックも伸縮性にすると思います。
そんな伸縮性ストックを使用している私から伸縮性ストックのメリットとデメリットを簡単に紹介していきたいと思います。
2.長さ調節できる様々なメリット
ここからは一般的なストックに比べて長さを変えることができるストックのメリットを紹介していきたいと思います。
①滑り方によって長さを変更できる
1つ目のメリットは滑りによって簡単にストックの長さを変えることができることです。
具体的には大回りの時にストックは長めにし、逆に小回りではストックを短くするのが良いとされています。
この理由を皆さんはご存じでしょうか。
この理由は小回りの場合はストックをつく回数が多く、大回りに比べると斜面に対して垂直にストックをつくことが多いからです。
この時に長さが長いと、ストックをつくのに手があがってしまいストックワークが乱れてしまいます。ストックワークはリズムをとったり、シルエットを美しく見せるうえで重要になるため大きな減点につながりかねません。
一方で大回りの時にストックを長くするのは、ストックで漕ぎやすくし初速を上げるためです。
技術選やアルペンスキーをご覧なったことがある方はご存だと思いますが、大回りはスピードが重要になるのでスタートした瞬間にストックを使用して漕いだり、クローチングで1ターン目に入る選手がほとんどです。
このときにストックが長いことで漕ぎやすくなりスピードに乗りやすくなるのです。
②持ち運びが便利
次に紹介するメリットは持ち運びが便利というメリットです。
ストックは先端がとがっていますし、スキー板ほどではありませんが長さもあるので持ち運ぶのには少し手間がかかってしまいます。
そんな時に伸縮式のストックであればスキー場で使用しているとき以外は長さを短くして持ち運ぶことができます。
③ストック選びで失敗することが少ない
インターネットなど実際に販売店舗で長さを確認できない人にとっては伸縮性ストックは長さを選ぶ必要がないので購入に失敗するリスクが少なくなります。
スキー用具を扱うお店は年々減ってきていますよね。
私は雪国に住んでいますが、そんな私の周りでもスキー用品を購入するためには車で30~1時間かけて出かけないといけません。
これが雪国じゃない人にとってはもっと時間と手間がかかってしまいますよね。そんなときにインターネットで自分に合うストックを購入できれば便利です。
実際に見れないインターネット購入時の欠点を補うことができるため、最近はやり始めたのかもしれません。
3.実際に使用して思う伸縮式のデメリット
ここまで伸縮性ストックのメリットを紹介してきましたが、伸縮性ストックには使っていて不便だなと思うことも多々あります。
ここからは実際に使用して思った伸縮性ストックのデメリットについて紹介したいと思います。
①値段が高い
まず1つ目に一般的なストックに比べると値段が高いということです。
普通のストックでしたら1万円以下で購入できるものが多くありますが、伸縮性ストックの場合1万円を下回るものはほとんどありません。
スキーはお金のかかるスポーツですのでストックまでお金をかけたくないという人には伸縮性ストックは向いていないかもしれません。
②伸縮できない時がある
次にあげられるデメリットは伸縮できない時があるということです。
これは伸縮性ストックの仕組みが関係しているのですが、伸縮性ストックのほとんどはストックの中間にストッパーがついています。
基本的にこのストッパーをしめることで長さを固定できるのですが、とても気温が低いときこのストッパーが凍ってしまうことがあります。
このようなことが起こってしまうとストッパーが動かなくなってしまい、ゲレンデ内で長さを変えることが困難になってしまいます。自分もシーズン中3回ぐらいはこの現象にあってしまい長さを変えることができませんでした。
③寿命が短い
最後に紹介するデメリットはストックの寿命が短いということです。
一般的な普通のストックでしたら複雑な構造をしていませんので数年、長くて10数年使用できますが、伸縮性ストックは上記でも述べたようにストッパーがありそのストッパーが壊れてしまうと使い物にならなくなってしまいます。
このストッパーはプラスチックなどで作られることが多く、滑っているときに負荷がかかりやすいので比較的壊れやすいです。
自分の経験則から言って伸縮性ストックは2,3年持っていい方だと思います。
4.それでもおすすめは伸縮性ストック!
いかがでしたか。
ここまで伸縮性ストックのメリットやデメリットなど使用している私からの経験則を踏まえて紹介してきました。
このサイトをご覧になってまだ悩んでいる方は伸縮性ストックの購入をお勧めします。
確かに使用していて感じるデメリットもたくさんありますがメリットに比べれば対して気になるほどのものでもありません。
一度も使用したことがない方はぜひこれを機に伸縮性ストックを購入してみてはいかがでしょうか。
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