皆さんはスキー初日に何をしますか?
シーズンオフに滑っていない人にとっていきなりスキーをしようとしてもうまくいかないことが多いと思います。
今回はシーズンインをはじめる方もこれからたくさん出てくると思いますので、シーズンイン1日目にするべきことを紹介したいと思います。
シーズンインするときに向けて是非参考にしてみてください。
1.スキーヤーにとって重要なシーズン初日
シーズン初日はスキーヤーにとってとても重要になります。
様々な理由がありますが代表的な理由としては癖をなくすため、けがの防止、スキーへの慣れが挙げられます。
ここでは滑りのくせの除去、けがの防止という観点について紹介したいと思います。
①癖を取り除く
滑りにはその人独特の癖が誰にでもあるものです。しかし、シーズン中にその癖を直そうとしてもなかなか改善されないことが良くあります。
シーズンオフから半年(人によっては半年以上)たったシーズン初日には、滑りのくせが出にくいので直しやすい傾向にあります。
その状態で基礎をしっかりと復習することで、シーズン中に正しい滑り方で滑走できるのです。
言い方を変えれば1日目の滑りがそのシーズン中の基礎につながってくるといえます。
スキー教室やインストラクターから教わっている方はシーズンはじめに必ず基礎的な滑りを教わると思いますがこのような理由からなのです。
②怪我の防止
シーズン初日が重要になってくるもう一つの理由が怪我の防止になります。
スキー場では普段の生活では使用しないような部分の筋肉が必要になってきます。
シーズン初日にいきなりいつもの滑りをしようとしてもシーズンオフの期間に筋肉が動いていなかったために理想の動きに身体がついていけずに、予期せぬ怪我につながります。
日用生活で使っていなかった筋肉を徐々にスキーに慣らしていくことが必要になります。
ですので、オフシーズン中にトレーニングい励んでいた方も最初の日は昨シーズンの自分の体力を1度忘れて、今の自分の体力がどれくらいなのかをしっかりと確認しながら滑走しましょう。
2.基礎づくりに集中する
ここまででいかにスキーヤーにとってシーズン初日が大事かどうか紹介してきましたが、理解できましたでしょうか。
ここからは初日にするべきことを簡単に説明していきたいと思います。
まず何といっても一番に意識しなくてはいけないことが「基礎」をしっかりと復習することです。
おすすめの方法を紹介したいと思います。
※どれも緩斜面で行うようにしましょう
・プルークボーゲン
プルークボーゲンとはプルーク(ㇵの字)のままターンをして滑走することをいいます。
滑りに自信のある人ほど緩斜面でプルークボーゲンをするのは恥ずかしいと思うかもしれませんが我慢して取り組みましょう。笑
滑走中はストックの構えをしっかりと意識し、板に対して後傾ども前傾でなく適したポジションで板を扱えているかを確認しながら滑るようにしましょう。
また、左右のターンで違った動きをしていたり、ターンの大きさが偏らないようにすることも大切です。
・プルークファーレン
プルークファーレンとはプルーク(ㇵの字)のまま、まっすぐと滑り降りることです。
この時に身体と板のポジショニング確認してみてください。
滑走するときのスピードはゆっくりで構いませんので、スタンスを広げてみたり、頭の位置を上下に下げてみたりして、納得いくまで繰り返し、体になじんでいる板とのポジションを思いだしましょう。
トップ(板の先端)やテール(板の後方)が左右にふれるようなことがあるときは、スキー板に対して適切なポジションでないことの証拠になります。
板に力が伝わらないと斜度が出てきた斜面でスピード出すときに板が暴れてしまいコントロールが難しくなります。
板が左右に揺れたりしない、しっかりと板に力が伝わるポジションを探しましょう!
3.最後に
いかがでしたでしょうか。
シーズン1日目は「やっとスキーができるぞ!」とうれしい気持ちで気が緩みがちですがしっかりと準備運動を行い、基礎を中心に練習してみてください。
最初に基礎を復習することはシーズン中の上達に欠かせません。ここで紹介した方法以外にもインストラクターによって教え方は様々ですので、これを参考に練習を進めてください!
少しでも皆さんのスキー技術上達の手助けになれば幸いです。
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