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スキーで腰が周る??インストラクターが教えるその原因と生じる欠点とは

 

皆さんこんにちは!

約15年間スキーしかしてこなかった大学生スキーヤーです。

本日は「腰が周る」ということについて解説していきたいと思います。おそらくレッスンを受けたことがある1級、2級あたりの人であれば一度は耳にしたことがあると思います。

似たような言葉で「内倒」「内旋」「準ひねり」などなど。。教える人によって言い方は様々ありますが中には伝え方が不十分なインストラクターがいて、よくわからないことも多いですよね。

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今回はできるだけわかりやすくその原因や解決方法、なぜ腰が周っちゃいけないのかについて解説していきます!!

これから検定受ける方も是非参考にしてみてください。

 

 

1.腰が周るとは?


早速本題に入りますが、多くの人が疑問に思う「腰が周る」という表現は実際にどのような状態を指しているのでしょうか。

スキー板をはいて滑っているときを想像してみてください。

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皆さんは「左に曲がる」「右足」に圧を集中させることで曲がりますよね。
右足に体重を乗っける、右のスキー板を立てるなんて言い方もあるかもしれません。

基本的なスキーの曲がり方は曲がりたい方向と逆の足に圧をかけることで曲がることができます。

しかし、ここで多くのひとがやりがちなことが1つあります。

それが「身体を曲がりたい方向に向けること」です。
先に答えを言ってしまうと、これが腰が周るという現象になります。

もう少し詳しく解説していきましょう。

日常生活で人間は「腰が周る」動きしかしていません。

例えば道を曲がる時、左に曲がるのにわざわざ右を向きながら曲がる人はいませんよね。

足先と腰が同じベクトルの向きになることが日常生活の中の普通の動きになります。

しかし、スキー場ではそれと別の動きをしなければなりません。
(その理由は2番へ)


腰が周る人は体をひねることで曲がろうとしていることが多いです。体を進行方向に向けて曲がろうとするのは日常生活での癖なので仕方ないのですが、スキーをする上ではその癖が悪い方向に出てしまうのです。

<POINT!!>

「腰が周る」=「スキー板の先端(進行方向)と身体の向きが同じ」
日常生活では曲がりたい方向に身体を向けるのは当たり前
スキーでは

 

 

2.なぜ腰が周っちゃダメなのか


「腰が周る」という現象について理解できたところで、なぜ腰を周しちゃいけないのか疑問に思っている方も多いと思います。

これも結論から言うと理由は「圧がうまく伝わらないから」です。

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スキーで腰を周して曲がろうとするとき、
曲がりたい方向の足に圧が集中しやすく、反対に曲がる方向と逆の足には圧がかかりにくくなります。

左に曲がる時(腰を周して曲がる時)


右足→圧がかかりにくい
左足→圧がかかりやすい




先ほども述べたようにスキーは曲がりたい方向と逆の足に圧をかけて曲がるのが正しい曲がり方になります。

つまり腰が周ると圧をかけるべき足に圧を十分に伝えることができなくなってしまうのです。

スキーはスピードが出てくると曲がるときにかかる力も大きくなります。その圧に耐えるためにもターン中の外足に圧をかける(かけられる状態を準備する)ことはとても重要になってくるのです。

検定などでスキーをもっとうまくなりたいと思っている方は、もし今、仮に腰を回して滑れていたとしてこれからの上達は難しくなります。

<POINT!!>

腰が周るとかけるべき圧をかけられなくなる。
今は曲がれていてもうまくなってスピードが出てくると曲がれなくなるので注意。



3.どうすれば改善するのか


改善方法はどのようなものがあるのでしょうか。

簡単に言ってしまえば腰が周ることと反対のことをすれば改善されます。

例えば左に曲がる時に右を向いて曲がるように意識して滑ってみます。

すると右足に圧が良く感じられるようになると思います。

しかしこれもやりすぎは注意です。

理想はターン中にフォールライン方向を向くことです。


スピードが必要とされるアルペンスキーなどではこのような極端な練習をしますが、基礎スキーヤーがこれをするとかえって滑りの見た目が台無しになってしまいます。

私もアルペンスキーの時に外を向く練習をしすぎたせいで、基礎スキーに転向したときに癖を直すのが大変でした。笑

私のお勧めの練習方法は片足で曲がる練習をすることです。

左に曲がる時は左足を雪面から浮かせます。
右に曲がる時は右足を雪面から浮かせます。
できればスキーのトップを雪面につけてお尻(テール)を浮かせるイメージで。




もし、浮かせるときにトップが浮いてしまってテールが雪面についてしまっているのなら後形になっている証拠にもなりますよ!笑

ちゃんと浮かせられなくても大丈夫です。できる範囲で意識してみましょう。

これをすることによって曲がる時に外足荷重ができるようになり、同時にターン時のポジションの確認もできます。

この練習方法はトップ選手も毎日行うくらい重要な、滑りの基礎となる練習になります。急斜面でする必要はないので自分のやりやすい斜面を探して、そこからトライしてみてください。

ちなみに一番難しいのは緩い斜面でスピードを出さずにこの練習をすることです。
めちゃくちゃむずかしいですよ??

 

最後に


以上「腰が周る」現象についての解説と簡単な改善方法を紹介しました。よく腰が周るってどういうこと?と質問いただくので是非参考にしてみてください。

このブログではスキーに関する話題をつづっています。2.1日に1回更新するのでよかったら見ていってください。

このほかにもいい練習方法あるよって方、ご意見などある方は質問やコメントお待ちしております!